スリランカのもうひとつの争い
スリランカ北東部のトリンコマリに行く途中に、野生の象2頭に遭遇しました(↑)。紛争が終わったスリランカですが、この国には「もうひとつのconflict」と呼ばれる争いがあるのです。それは、象と人間の争い(human-elephant conflict)です。
食糧を求めてジャングルから周辺の村々へ出てくる象が後を絶たず、しばしば悲惨な結果をもたらしているとのこと。こちらの新聞によれば、去年一年間で象によって殺された人間は50人。逆に、人間によって殺された象は228頭にも上ります(ちなみに、スリランカに棲息する野生の象は約6千頭)。こちらの争いも、一刻も早く終わらせるべきなのですが...。