バンコックのHOPE | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

バンコックのHOPE

 気がつけば今年もあと10日あまり。今年中に書き終えたいブログ記事がたまっているので、今日から数日間は毎日更新を目指します。まずは、タイのバンコックについて。


 今年も何度かバンコックを訪れました。バンコックでは、今年はじめに元首相タクシン派(通称「赤シャツ隊」)による騒乱がありましたよね。多数の死者も出しました。その騒乱の最後に破壊されたのが、僕も何度も通ったことがある「セントラル・ワールド」というショッピング・モールです。今年6月に訪れた時はまだ閉鎖中で、一番被害の大きかった一角(ZENというデパートがあった所)はこんな様子でした(↓)


 再度11月に訪れた時は、ZENの一角を除いて「セントラル・ワールド」は営業していました。復活を誇示するべく、あちこちに「NOW OPEN」という標示があったのです。


 ZENの入っていた一角はまだ工事中でしたが、その工事を隠すかのように、巨大なクリスマス・ツリーの建設が進んでいました(↓)。今ならきっと、綺麗な飾りつけも終わり、イルミネーションが灯っているんじゃないでしょうか。


 その「セントラル・ワールド」の外側をグルリと一周歩いてみて、僕が一番印象的だったのは、工事中の部分を覆うフェンスに描かれた様々なメッセージでした(↓)。「怒りは何も解決しない」、「希望を持ち続けよう」、怒りより希望を。本当に、世界を希望で満たしたい。