Merry Christmas と Happy Holidays | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

Merry Christmas と Happy Holidays


 ワシントンからメリー・クリスマス。と言ってみたものの、アメリカでは何年か前から、「メリー・クリスマス」というこの時季の挨拶をあまり聞かなくなりました。「クリスマスはキリスト教の行事であり、アメリカ人はキリスト教徒ばかりではない」という所謂ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)の風潮なのです。宗教に無頓着な日本人は、クリスマスは既に宗教的意味を越えているのかと思いがちですが、こちらでは気にする人は気にするもんなのでしょう。もしかしたら、政治の街ワシントンの人たちが気にしすぎていて、アメリカでも他の地域では平気でメリー・クリスマスと言い合っているのかもしれませんが。で、この時季の挨拶として政治的に正しいのは、「Happy Holidays!」とされています。

 ですから、クリスマス・シーズンがホリデー・シーズンになり、クリスマス・ショッピングがホリデー・ショッピングになり、クリスマス・カードがホリデー・カードになり、クリスマス・ツリーがホリデー・ツリーなる。まあ、使われる頻度の差こそあれ、そういう傾向なのです。ということで、改めてハッピー・ホリデーズ。年末年始のよい休暇をお過ごしください。