震災後はじめての帰省 | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

震災後はじめての帰省


 故郷の八戸に来ています。八戸市内のあちこちで、「がんばろう」とか「元気を」という幟や看板やポスターが数多く見られます。きっと、東北は何処もこういう光景なんでしょうね。実家の近くのショッピング・モールには、「がんばろう八戸 招福の舞楽」と題された八戸三社大祭の山車も展示されていました(↓)


 岩手、宮城、福島の三県ほどではないにしても、八戸市も被災地です。八戸の両親や親戚に改めて震災時の話を聞けば聞くほど、僕が思っていた以上に八戸の被害も大きかったんだなあと思い知らされました。津波の水は、僕の実家から数百メートルしか離れていない隣の町内まで達していたらしいのです。今まで帰って来れなくて、本当に申し訳ない気持ちで一杯になりました。

 やはり、あの震災があたっため、今年の帰省はいつもの帰省とは全く違う気分です。例年のようなただの夏休みではなく、ふるさと東北のために自分に何ができるのかを再度考える日々となりました。本音を言えば、自分の専門や経験を活かして東北復興の一助になりたい。故郷に来てから、そんな思いが一日一日と強くなっていく今日この頃です。