震災後はじめての仙台 | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

震災後はじめての仙台

 既に日本での休暇を終えてワシントンに戻っていますが、もう東北のことしか考えられなくなっている自分がいます。もう少し、ふるさと東北のことを書かせて下さい。


 妻の実家が仙台にあるので、毎年夏の帰国時には必ず仙台に行きます。今年も当然行きましたが、いつもの仙台とはやはり違いました。まず、仙台駅ではこのトキムネくん(↑)が出迎えてくれましたが、これは、震災への想いを込めて沢山の小さな折鶴で作られたものでした。その他、仙台駅には「東北復興支援・みちのく旨いもの市」や「ボランティア・インフォメーション・センター」が開設されていました。

 駅構内の売店では、仙台あぶら麩、仙台味噌、松島湾のアカモク、塩釜の藻塩など宮城県の名産品を詰め込んだ「復興序章」という名の土産が売られていましたし、南三陸町の「水たこ」販売の近くには、放射能不検出という検査結果(検査機関:東北大学)を大きく貼り出していました。僕は、宮城県産大豆100%使用の「復興祈願!元気豆」を買ったのです。



 仙台のホテルにあった七夕飾りの短冊も、今年は震災関係の願いを書いたものが多かったですね。僕は、右上の短冊を見て以来、「会いたい人には会っておく。行きたい所には行っておく。食べたい物は食べておく」という言葉が頭から離れません。